フィンランドの首都ヘルシンキが舞台の、静かなラブストーリー。
交差する眼差しに、互いの名前も知らないまま惹かれ合う男女。ラジオからは絶えず隣国ロシアのウクライナ侵攻のニュースが流れ、続く失業に鬱々とした日々を送る。。心は荒むばかりだけど、小さな希望があれば。
二人の出会いは、胸に温かい光が灯るようでした。
電話番号を無くしたり映画館の前でニアミスを繰り返したりと、スマホ社会では珍しくなったすれ違いがもどかしい。現代のドラマなのに、そこはかとなく漂う昭和感。
初デートで観る映画はジム・ジャームッシュの「デッド・ドント・ダイ🧟♀️」
(実際に監督の)愛犬の名前はチャップリン🐶
日本の歌がラジオから流れたりと劇中歌が全部良かった。中でも、無表情かつメランコリックに歌う姉妹デュオが印象的。
♪Maustetytöt（マウステテュトット）「Syntynyt suruun ja puettu pettymyksin（悲しみに生まれ、失望を身にまとう）」
