彩りも美しい“料理”が主役の映画です、スクリーンを飛び越え香りや味までもが届く。とにかくお腹が空いた～！
冒頭、かなりの時間割いて流れるような調理の行程をカメラが追うのだけど、彼らプロフェッショナルの手際の良さはまるでダンスを見ているよう。
美食家がレシピを考案し、料理人が具現化する。美食に情熱を注ぐ二人は男女の関係に留まらず、至高の一皿を追い求める同士だった。
美しいフランスの田舎町を舞台に、季節は巡り命もまた巡ります。料理人は、絶対味覚を持つ少女にバトンを渡す。
彼女まだ見習いであまり役には立たなくて、背後をうろちょろしているのがとっても可愛いの！
「ブラックサマーの殺人」でズアオホオジロの残酷な調理方法を知ったので、そこはウワーってなりました。
白いナプキンを頭の上からすっぽりかぶるのは、惨たらしい行為を恥じ神の目から隠すための、暗黙の儀式。
