ゾロ

ポトフ 美食家と料理人のゾロのレビュー・感想・評価

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)
3.5
冒頭、ワンカットで撮られた
大量の新鮮な食材が乗ったテーブルと
自然の光が差し込む調理場
複数人で行う複数の料理の調理シーン

骨付き仔牛、ザリガニ、舌平目…

会話と画から判断してワクワクする食材の数々

メレンゲは化学的に証明されてる
断熱の役割を担う!

最初の午餐会のシーンに関心を持てるか?
ここで好き嫌いは割れる気がする

圧倒的に好きな話です!!

ちなみに、食材を使い切った後の
テーブルの綺麗さとやり切った感が好き

そして、食後に調理場に来て談笑からの
サロン いわゆる3Cを味わう流れ

良いよねー
あんな風に料理とお酒を楽しみたい



招かれたもてなし料理は3部構成
鳩、鴨、猪、リードヴォー、マス…等
メインじゃん!と思える料理が
連発しすぎて聞くだけで食傷気味になる
これらの料理は映像化されない
後で判明する晩餐会の時間は8時間

腹八分目が正義ですよ!!


求めてるモノと違うと言うかもしれないが
本作の題名 ポトフ から
連想できる単純明快な話ではない
そこで、また好き嫌い分かれちゃうかな?



 最後に聞きたいの
 あなたにとって
 私は妻?…それとも料理人?

是非、映画を見てこの回答を噛み締めてほしい




最後に、メモしておきたい語りがあった

結婚の格言がある

結婚はデザートから始まる晩餐のようなもの

アダムとイブもデザートから始まった


ウィットに富んだ話だよなぁーとニヤリと
しつつ、熟慮でき憂いを感じる会話が好きだな





追加メモ

食事中にナプキンで顔を隠す所作があります
 香りを閉じ込める
 神から隠れて食べる
 骨を出すところを見られない
等 諸説ありますが
 手で食べる姿を見られない
という説が面白いと思いました
素手で寿司を食べる日本人は
劣っている野蛮人だと欧米から
思われていた歴史があるとの話
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