当初映画館での鑑賞諦めてたけど、4月になって近くに上映館を発見し、年度替わりの少し生活に変化があった中で鑑賞。
で、映画って出会うタイミングもあると思うのだけど、これはこのタイミングでの鑑賞がベストだったと思う。平山さんのように生きることは無理だれど、平山さんのように日々の中の些細な、繊細なことを大切に、そして自分の中に軸を持って生きたい、と思いがけず私にとっての新しい生活に向けて指針にもなりそうな映画だった。
あと、鑑賞後、ヴィム・ヴェンダースロングインタビュー(今は非公開になってた...)を見たら、この作品の中で感じたちょっとした違和感というか気になった点は、すべてヴィム・ヴェンダースが考えて仕掛けたものだったって分かった。なんだ、ヴィム・ヴェンダースの手のひらの上で転がされてただけじゃん、って思った。でも、最後のシーンはヴィム・ヴェンダースの手のひらじゃなくて役所広司の力量にやられたんだと思う。
