役所広司の寡黙ながら、自然な演技が素晴らしい。
名前も知らないし、会話もしないけど、毎日のように顔を合わせる人ってなんか少しだけ特別な存在だよね。
私の地元である"幡ヶ谷"のトイレは汚いって言及されていて、やはりそういうイメージなのかと笑った。
平山がお昼ご飯食べている"代々木八幡宮"も地元から近くて、初詣にもよく行くところだったから、親近感湧いたな〜。
都内の様々なトイレが登場するので、こんなデザインのトイレあるんだな〜、と楽しめるのもまた一興。
癌を患った三浦友和とのおじさん同士で、哀愁漂うやり取りがめちゃくちゃ良かった。
ラストの涙目になりながら笑っている平山の心の機微が垣間見えて、何だか切なくなる終わり方。
規則正しい生活を心がけながら、1日1日を大切に生きたいと思える映画だった。