繰り返される日常の中にある、その日にしかない、二度と繰り返されない光景や出来事。
微妙な差異を木漏れ日とともに夢に見る。
まるで切り撮ったはずの光景が動き出すように。
それらは光と影が交差し生まれる、その瞬間にしかない特別な光景である。
一日を生きれば光もあるし影もある。陰が重なれば濃くなるように、同じ出来事を反復するとある種の濃さが生まれてくる。
繰り返される出来事とその日の特別な瞬間はお互いが補完しあっている。
「今度は今度、いまはいま」であり、今しかないその瞬間の繰り返しが完璧な日々となる。
