Ren

キリエのうたのRenのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.9
2023年14本目。

『ラストレター』以来3年ぶりの岩井俊二作品。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』がオールタイムベスト級に好きな自分からすると十分楽しめた。けど、いくらなんでも178分は長い…!
無駄に思える台詞やその余白すら楽しむのが岩井作品と言われればそれまでだけど、絶対にもっと省けたはず。
(キリエ何回同じ曲歌うねん…)
せっかくの松村北斗目当ての若いファンも集まりづらいのでは??(松村北斗自体はとても良い)

江口洋介×ロバート・キャンベルや樋口真嗣、何故かこのタイミングでの大塚愛、極めつけに終盤満を辞して登場する霜降り粗品といった岩井組ならではの謎キャスティングは相変わらず最高。

そして何より、広瀬すず史上最高の広瀬すずがそこにいた!これだけで5億点。
主役を食う勢いで輝きを放ちまくるあまり、中盤露骨に不在になってしまう広瀬すず。
彼女に訪れるラストの展開には色々言いたいこともあるけど、さすがの広瀬すず力で全て許せてしまう。天晴れ!
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