予告編に惹かれて、U-NEXTで視聴。
俳優陣の演技も、歌声も素敵な佳作。
特に主演のMB14の芸達者ぶりには舌を巻く。ラップもビートボックスもオペラも歌えちゃうの！？凄すぎる。吹き替えかと思ったわ。。
また、オペラ座の映像も耽美で荘厳。
そんな素敵な素材が揃う一方で肝心の映画の出来はというと、ドラマパートがやや持ったりしすぎた構成のせいか、後半ここから！というところで終幕してしまう。
ストーリーライン上重要である主人公と先生の絆を表現するものが手紙のモノローグだけなのも明らかに尻切れトンボだし、ライバルとの関係性も、才能が開花して満員のオペラホールを沸かすような展開も無し。
良い素材が集まっていただけに、もう一押し磨き上げてほしかった。
続編が出たら観てみたいが、他の同系統の作品を見直す方が充実するかもしれない。
