Ren

首のRenのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.5
2023年17本目。

『アウトレイジ』シリーズの信奉者である自分からすれば、待ちに待った世界のKITANO最新作。

公開発表から待ち焦がれ、戦国版アウトレイジが観れる!と期待して臨んだものの、何とも肩透かしな出来栄えに呆然。
シンプルにつまらない。

せっかく魅力的なキャストを配してるものの、単調かつサブキャラにまでフィーチャーして脱線しまくりな脚本に難あり。そのせいで内容の割に上映時間長すぎ。

KITANOもとい主演のBEATの呂律の回ってなさは深刻だし、獅童の役とキム兄の役は、とことん脱線要員で必要性を感じない。
唯一期待してた加瀬亮も想像の範囲内の暴れっぷりしか見せてくれず残念。
シャープで怖い暴力描写も全然なかった(饅頭シーンはしっかり目を伏せたけど)。

ラストも皮肉が効いてると言えば聞こえはいいけど、何だかなあ…なオチ。
方々で評判の、終盤の切腹シーンは馬鹿バカしすぎて流石に笑った!大森南朋&浅野忠信はとても良かった。

次回作は『アウトレイジ リターンズ』で何卒よろしく!
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