このレビューはネタバレを含みます
映画監督と脚本家視点の願いの話
生まれなかった命のことを思うと後悔に酔ってるだけで同情出来ないんだけど役者が好きでみてるから……という何とも言えない気持ちになる。同情するために見ているわけではないので。
ーー基地も原発も東京にうつせばいいのに
何でもあるけど何も無くて何者にもなれない、いつも他人事のバケモノみたいなまち。
上京して来た女優志望の彼女と自分たちのことみたいだった
想い出はモノクローム
色を点けてくれ
もう一度はなやいで
美しのColor Girl
後悔しても戻ってこない彼女との記憶だけカラフルで今はずっとモノクロ
モノクロの部分も全て夢かもしれない
幽霊屋敷で憑かれた幻覚かもしれない
モノクロは今空の色も服の色も水槽、金魚鉢の色も分からなくて何色にでも見えて、ただただ黒が何色もあって黒が綺麗に見えてくる。白いドレスは白装束、幻想、花嫁衣裳……栩谷には何に見えたのか。
タイタニックみたくなる。