Paula

FLY!/フライ!のPaulaのレビュー・感想・評価

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)
3.0
ベトナム戦争終結とともに...

夫 ≒ 父 は養 い手、妻 ≒ 母 は主婦 とい うアメ リカ家族の 「伝統的」構造 は、1830年 代 か ら1980年 までの約150年 の寿命 であったと主張する人がいるとするなら、児童向けとコモン・センス・メディア(Common Sense Media、CSM)が述べるように6歳からの視聴を推奨している。アメリカのNPOなので多少、ニュアンスが異なるのをご了承を!? 何が言いたいのかというと...

この映画に登場するほとんどすべての人間が言葉を忘れているように人間様の世界では約半世紀前に崩壊したアットホームでそのノスタルジックさを、いわゆる「絵に描いた餅」のような存在とするなら、この世にはすでになくなってしまっているものをアニメの世界で再現している。だから映画製作者は心のどこかで持っている一般的な憧れをストーリーに組み込むことで興行成績:box office を重視していると思えることで誰が見ても拝金主義のディズニーがお得意の安全パイで薄っぺらで安直なファミリー・冒険物語に仕上げているように見えてしまう。

Mack:I just met these birds who are
   totally lost. I said we'd help 'em
   get home. What do you say?
映画を観た方なら、この短いマックのセリフが意味するところが分かるし、続編を製作者は作る気満々なのも分かると思います。

※余談
『塔の上のラプンツェル』は総額約2億6000万ドル
2Dアニメでは同じディズニーが製作した『トレジャー・プラネット』が1億4,000万ドル でもって本作は7千万ドルなり... ッさすが! イルミネーション製作

レネール監督に言わせると
"Getting out of your comfort zone,
facing life, and accepting that fear
is part of life."

...このことがコンセプトだそうですマス。
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