ブルームーン男爵

私がやりましたのブルームーン男爵のレビュー・感想・評価

私がやりました(2023年製作の映画)
3.8
フランソワ・オゾン監督最新作。ある事件をきっかけに成り上がる女優と弁護士を軸にしたコメディ。洒落たファッションや舞台の内装に”おフランス”が薫る。古い戯曲の翻案映画である。

前作の「苦い涙」では、恋ゆえに堕落する映画監督が主人公だったが、こちらはプロデューサーをだしに成り上がる女性たちを描いており、好対照となっている。それにしても、オゾンよろしくウィットの効いたブラックジョークがとっても心地よい。かなり笑わせてもらいました。ただエンドクレジットの出演キャラのその後は蛇足だった気もする。