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ネクスト・ゴール・ウィンズのchinaのレビュー・感想・評価

4.0
『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』としてドキュメンタリー化もされた実話を基に描くヒューマンドラマ。
米領サモアにある弱小サッカーチームに新しく就任した監督は、地球の反対がから来たロンゲン。1点も取ったことないチームが1ゴールを目指す!!!予選までの4週間を描く。

初めは中々チームと上手くいかないロンゲン。特にファアファフィネ(サモアの文化である異性の服装を着る人達など)であるジャイヤとはトラブルも起こしてしまった。だけど2人を筆頭にひとつになっていくチーム。王道なストーリーであるものの結局こういうのがめちゃくちゃアツくて大好き。


いよいよ試合というのに、勝ちたいという気持ちのあまり緊張していつも通りのプレイができない選手たちにイライラし、投げ出してしまうロンゲン。気持ちを取り戻し「勝ちたいか?だったら楽しめ。これはゲームだ」(セリフ正確には覚えてないけどそんなような事)言ってて、「あいつらはサッカーをゲームにしか思ってない」って言ってた時の伏線や〜!!!ってなった。

とにかくアツくて、試合が始まってからは鳥肌立ちっぱなしでたちすぎて鳥になって羽ばたいて行ってしまうくらい。
なりたい自分を諦めてまでもサッカーを選んだジャイヤ、そんなジャイヤと娘を重ねるロンゲン。もはやサッカーよりもこの2人の話が印象的で、しかもめっちゃいい。
ただ、ちょっと残念に思ったのが、色んな個性豊かなメンバーがいるのにジャイヤに9割スポットライトが当たっているような感じでほかのメンバーは正直印象が薄くなってしまった。そんなことないのに。とくに、後半戦は会長(?忘れたごめん)の息子が口で説明するように進むが、息子に思い入れが無さすぎてなんかイマイチ。彼が隠れ主人公みたいなポジションだったらもっと盛り上がった。あの家族のシーンがもっとあれば良かったな。

エンドロール前の映像とかも、本当に良かった👍
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