母親から『偶然観たらすごく良かった』と勧められた日からずっと観るのを楽しみにしていた作品。
すごく良かった。
丁寧に無駄がなく作られていて気づけばずっと画面から目が離せなかったし、フランス映画のクセも全く感じず没入した。
『あの時、あの選択をしていなければ、その後の人生はどう変化していったのだろう』この類の映画はいくつか観たことがあるけど、大体は大きく二つに分かれるものが多い印象。
でもこれは大きく分岐した後もどんどん枝分かれしていく、どの人生が良いとか、悪いとか、そういう事だけじゃなく、人生上手く帳尻が合うようになってるんだな…って深く感じさせられた。
分岐ルートの後の行動の違いも同時進行くらいのペースで見せてくれるから、そこもすごく入りやすくて良かった。
私的には最後の終わり方でしゃくり上げる位泣いてしまったし、終わった後もしばらくボーとしてしまうくらい胸に来るものがあった。
人生の全ての出来事が選択で、考え出すと足が止まって選べなくなるけど、自分はその中でも最善で最良な選択をいつも選べているって信じながら、この作品も自分にとって1番染みるベストなタイミングで見れたんだって思いながらいま感想書いてる…。(この気持ちを忘れたくないから)
とりあえず、すごくいい作品だから縁のある人は是非。とてもオススメする。