決して悪い人たちばかりじゃないし、わからなくもない部分があるから、なかなか一筋縄では行かせてくれない作品だなぁと思って観てました。
でも最後に心の中に小さな光をさしてくれる感じが空白っぽくて良かった。
「なんやこいつ」と「一概には否定できないなぁ」が交わっていく。その対象範囲が空白よりも広がった感じがしました。
舞台の雰囲気も空白の延長線上の世界みたいな感じがして、マスコミや世間の反応の描き方がさらにリアルになった気がしました。
世の中の理不尽さ、それに対する憤りややるせなさを描くだけならそこまで驚かなかったけど、伝えたいことは最後の方の石原さとみさんに詰まってる気がしてそこが良かったです。
この感想のように終始ぼんやりと他人事のように見ている自分がいて、なんかそこにモヤモヤしてます。
