Kaede

ミッシングのKaedeのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.9
まず、すごかったです。
普段感情移入しすぎて、生活に支障をきたすぐらいなので、子ども系の話は避けるのですが、石原さとみさんの新境地とあって応募しました。
本当にみてよかったです。
映画は好きだけど、暗い話や結末に含みを持たせる系のものは苦手なのですが、この映画は今まで観たどれとも違っていました。
わかりやすく奇跡が起こるわけではありません。
ファンタジーでも、苦しみだけでもない。
本当にリアルです。
出てくる人の全てがリアル。
感情移入する暇もないまま、圧倒され続けました。
演技に、世界観に圧倒され続け、引き込まれ続けるとこんなに呆然としてしまうんだなと感じました。
トークイベントで石原さん、青木さん、監督がおっしゃっていた言葉全てのピースがピタッとはまります。
言葉に表すのがとても難しくて、帰り道でたくさん考えたのですが、考え始めてやっと涙が出てきました。
それぐらい映画に引き込まれ続け、圧倒され続けました。
この映画を観た後はじっくり自分の心と向き合う時間を作って欲しいです。
うまく言えませんでしたが、この映画はとにかくすごい。圧倒され続ける。
この2点だけは強くお伝えしたいと思います。
0.1スコアが届かないのは私的希望を持って、です。
石原さんのおっしゃるように、どうかこの映画がたくさんの人に届きますように。
Kaede

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