生まれて始めて完成披露試写会に当たり鑑賞してきた。心揺さぶられる作品。
舞台挨拶の第一声から涙されていた石原さんの姿を拝見し、相当な想いでこの作品と向き合い、演じられたのだと思った。
監督、出演者の皆さんの想いを聞いてからの鑑賞は貴重な体験。
特にその中でも吉田監督があの石原さとみを苦手と表現し、石原さんは港区女子で自分の作品には華やかすぎるとおっしゃっていたのが最高だったし、この作品の石原さとみは港区女子ではなかったのも流石。(もちろん、可愛いは可愛い)
石原さんは自身が役者として変わらなきゃいけないと強く感じていたタイミングで吉田監督の作品に出会い、私を変えてくれる人はこの人しかいない！とラブコールを送ったそう。
ガッズィーラのイメージ見事払拭。
静かな作品の中に、様々なパワーを感じた。
作品自体は、本当に重く辛いシーンもあったが人の優しさ、汚い部分さえも何故か美しく表現されていて複雑な感情でいっぱいになった。
誰もが自分が主人公で。日々の生活の中ではあまり周りが見えないものだけど、物事を違う視点、角度からみた時に始めて見える真実や優しさを感じられる素晴らしい作品。
日本アカデミー主演女優賞に期待。
