hayato

ミッシングのhayatoのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
3.8
Filmarks招待による完成披露試写会にて鑑賞。

目を背けるなと言わんばかりに、人の嫌な部分を見せつけられる。
妄想や推測で、デマや攻撃的な言葉を簡単に発してしまい、都合良く解釈しようとする社会。
受けていた攻撃的な言葉や行動を、無意識的に他人へ向けてしまったり、こうはならないと誓ったはずの姿に自分がなってしまっていたり、責任の所在を自分では無いどこかに置いて楽になろうとしてしまったり。

それでも、人を暗闇から救い出すのもまた人なんだと痛感する。
悪意なき優しさに触れ、温かな気持ちを取り戻す。

𠮷田監督の映す陽の光は、残酷なほどに美しい。
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