田中太郎

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪の田中太郎のレビュー・感想・評価

2.2
1ミリも興味ないが誘われたので鑑賞

一応原作もアニメも鑑賞済み。大体の流れは知っている状態。
だからこそ、つまらなかった。凪の事が好きでたまらない人にはもってこいなんだろうが、個人的にはそこまでの熱はないのでただただ苦痛。

凪とレオの出会いを描く作品なのかと思いきや、出会う描写はブルーロック本編でも描かれている程度の描写で
「うん、知ってるよ?」としか思わない。

サッカー未経験である凪の"0"から"1"にもっていく描写があるのかと思いきや
凪は最初から天才だったのでそういう描写も皆無。
30分くらいでいきなりブルーロックの選抜試験(アニメ本編でも描かれていた)に差し掛かる為
30分以降は知っている展開を見させられるという謎の時間

アニメ本編では主人公である潔視点だったが、今作は凪視点。
でもこれはアニメ本編で全く描かれていなかったかというとそういう訳でもない。
終始凪のモノローグが流れるが「うん、知ってるよ」程度の薄っぺらいことしか語らない為、アニメの復習的な体験に成り下がってしまった。

正直劇場版にする意味が全くない。
脚本は中学生女子が考えたみたいなクオリティだし、作画も特別いい訳でもない。

特典欲しいが為に観にいくには結構苦痛な作品。
狙ってる層的にはこの程度の出来でもいいのかもしれないが。
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[脚本面]☆
[映像面]☆☆
[ストーリー性]☆
[オススメ度]☆
田中太郎

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