日本を舞台にしながらも無国籍な世界観で、オフビートでシュールな笑いやキレッキレ殺陣バトルなど、様々な要素をてんこ盛りにして津野励木監督が描いた本作は、カオス一杯のエンターテイメント映画。
2年前に兄が失踪し、自堕落な生活を送るタカのもとに1本のカセットテープが届き、テープから「兄を助けにいけ」「“ある木箱”も盗み出せ」という2つの指令が流れる。
指令に従い木箱を盗むことに成功したタカだったが、武装した謎の女化け猫軍団「MAD CATS」の出現によって兄の救出には失敗してしまう。
タカとどさくさに紛れて一緒に行動するハメになったホームレスのたけぞうを、マシンガンの双子やショットガン姉妹、斧やヌンチャク、剣に拳に農具 まで、あらゆる武器を駆使するMAD CATSがターミネーターのようにしつこく強い。
間抜けな男２人が泣き叫び逃げ回るなか、そんな彼らを突如として現れた無口でクールな救世主である謎の少女が助けていく。
彼女がタカたちを助けた背景には、彼女自身のある過去が関係していた。
日本で撮ったのかと、ロケ地を調べたくなるような異国情緒溢れる世界観の中で、奇妙で滑稽、壮大で心温まる冒険が繰り広げられる。

• #MADCATS
• #カオス派

お！「福田村事件」に続いて松浦祐也が大活躍しそうな映画や〜ん！って観にいくも……まぁ映画版「キャッツ」よりは幾分マシか？程度のスベリ倒しギャグアクション映画よ……

禁じられたマタタビをエジプトの古代遺跡で探しあてた兄が姿を消したぞ……、そう！兄は禁じられたマタタビを狙う化け猫達に攫われたのだ！弟と巻き込まれたホームレスが助けに行くぞ！って話

うむ、松浦祐也は後の楽しみにとっておいたキャットフードを寝ている隙に化け猫さんに食べられてしまいブチギレるホームレスの役なんやが、化け猫さんをぶっ飛ばして主人公を助けてしまったせいで、マタタビを巡る恐ろしい戦いに巻き込まれてしまうんよねぇ……
いうてもまぁ松浦祐也は賑やかし要員というか戦い自体では微塵も活躍はせぇへんけどもね！まぁそれいうたら主人公のモジャモジャ頭も負けじと活躍せぇへんし…、うん、ふたりを助ける謎の猫顔美少女🐈‍⬛がアクション要員で、この子がひたすら化け猫軍団とバトルするっつ〜展開やったね！

まぁこのヒロイン🐈‍⬛はスタントしてる子なんかな？昨年の最強アクション映画「ファーストミッション」や阪元裕吾監督の「ヘブンズ・ラッシュ」にも出ているみたいなんやが、さすがにアクションにキレがあって良かったし、化け猫さん達の中にも何人か素晴らしい動きを魅せる猫さん達がいて要所要所のバトルシーンはそれなりに見応えありましたよ
あとね、あとね、廃工場で戦った双子の化け猫ちゃんは、葵ちゃんが無双する番組で企画持ってる子たちよね！このふたりもめちゃ可愛くて良かったし、ボス猫のお姉さんもめちゃ美人さんで好きやったんやが……
ねぇねぇ、やっぱボス猫って最強の猫ちゃんがなるもんなんちゃうん？車椅子乗ってっけどボス猫ちゃんは強いんか？ずっと疑問やったんやが、ラスト………

まぁ、そんな猫ちゃん達とバトルの美しさで、なんとか同じ猫映画の「キャッツ」よりはマシ思ったが、アメリカン憧れテイストは寒々しぃし、散々盛り込まれたギャグは微塵も面白くなくて常に失笑、近くの席で大笑いが聞こえてくるからば、おやおや、箸が転んでもおかしいお年頃かしら……いやいやおっさんの笑い声やないか！とイラつきながら観てましたねぇ

あ！この映画ってば、モトーラさんがちんこボコボコにする映画やと思って観たらば、モトーラさんがちんこボコボコにするシーン無くてガッカリした「CLYING BITCH」の監督の作品かぁ、あれはモトーラさんにちんこボコボコにされたいマシンボーイの期待を大きく裏切る珍作やったが、本作も松浦祐也が猫ちゃん達にヒィヒィ言わされるんが観たかったマシンボーイ的には期待を裏切る珍作やったなぁ、残念！

昨日映画遠足191回での鑑賞。
津野励木監督の前作CRYINGBITCHでは大変お世話になったメンバーの最新作です。アメリカ帰りの励木さん。佐伯日菜子さんを主演にむかえ、素晴らしい短編をつくってくれました。MADCATS、とても楽しみにしてました。さて、励木さんの長編が普通の作品になるわけもなく、いい意味での、おふざけ満載でした。日本で撮っているにも関わらず、完全に無国籍映画になってます。ロケ地、本当に大変だったはず。そしてどのシーンも皆美しい。そしてタカが運転する車の外風景、大昔でも、そんな合成ないくらい粗く雑なんです。これも完全にわざと。こんなことを真剣に気合いいれてやるところが、最高です。とにかく、おふざけ過ぎるので日本映画を真面目に観ている方には怒りさえ生じるかもくらい。私には面白くて仕方ありませんでした。こんな日本映画、観たかった。舞台挨拶でカメラマンさんが指摘した、ラストバトル、背の高い牝猫は敢えて顔見せなければ、もっと良かったと私も思います(女優さんにはマヂキレされるかもですが)。
ブルース・リーを愛する森累珠さんも、もっと出番増やして欲しかったです。
情けない男をやらしたら天下一品のミネオさんと松浦さん、もう、えらく笑わせて頂きました。励木さん、めちゃめちゃ面白かったです✨次回作には、また、私も使ってくださいませ(笑)。