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怪獣総進撃のkazu1961のレビュー・感想・評価

怪獣総進撃(1968年製作の映画)
3.4
▪️Title : 「怪獣総進撃」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1968
▪️JP Release Date :1968/08/01
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-411 再鑑賞
🕰Running Time:89分
▪️My Review
昭和29年の第一作に核のメタファーとして登場したゴジラですが、本作が製作された昭和43年頃になると、映画産業の低迷と観客の低年齢化に呼応してアイドル化の道をたどりはじめます。本作でのゴジラは怪獣ランドに住む地球怪獣たちのリーダーとして宇宙からの侵略者に対して地球を防衛するという役割を担っています。
その登場怪獣の数は昭和ゴジラ映画で最多であり、2004年に『ゴジラ FINAL WARS』が公開されるまではゴジラシリーズでも最多だったんですね。登場怪獣は、ゴジラ、ミニラ、ラドン、モスラ、アンギラス、バラン、バラゴン、ゴロザウルス、マンダ、クモンガ、キングギドラなどです。
そして、SFブームと宇宙開発ブームの最盛期に製作された本作は、「怪獣ランド」の設定も後年におけるテーマパーク構想の先駆けとされています。近未来ということで携帯テレビが登場したりしています。
本多猪四郎、円谷英二、伊福部昭のトリオが復活しましたが、本作より円谷英二は特技監修の立場となり、特技監督は愛弟子の有川貞昌が務めています。強力メカ・ムーンライトSY3のシャープのフォルムと、伊福部昭十八番のテーマ曲が強く印象に残ります。

物語は。。。
20世紀末、国連科学委員会は小笠原諸島のとある島に怪獣ランドを建設。ゴジラをはじめとする怪獣たちを一堂に集め、平和裏に管理していました。だが、怪獣ランドに謎の毒ガスが充満。その直後、怪獣ランドの怪獣たちは世界各地を襲撃し始めるのでした。国連科学委員会はキラアク星人の地球征服計画を突き止め、新鋭宇宙艇ムーンライトSY-3を発進させ、月にあるキラアクの怪獣操縦装置の奪取に成功。地球怪獣連合の反撃が始まります。だがキラアク星人は地球にキングギドラを送り込み、形勢逆転を狙いますが。。。

▪️Overview
「キングコングの逆襲」の馬淵薫と本田猪四郎が共同で脚本を執筆し、本田猪四郎が監督した怪獣SFもの。撮影は「落語野郎 大爆笑」の完倉泰一。なお、特技監督には円谷英二と有川貞昌が共同で担当している。(引用:映画.com)

出演は、久保明、小林夕岐子、愛京子、佐原健二、伊藤久哉、当銀長太郎、黒部進、勝部義夫、土屋嘉男、田島義文、アンドリュー・ヒューズ、田崎潤。
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