昭和15年から昭和20年迄が描かれる
正に、第二次世界大戦と終戦までの時期
この時期に小学生だったトットちゃんは
自由を許容し話を聞いてくれる校長先生と
新しい学校と教員と同級生達や生徒と出会い
人を思いやり創造力豊かな女の子に育つ
イマジナリーな描写はカラフルで楽しそう
何といっても、環境が素晴らしいよね
あの、とことん話を聞く姿勢は素晴らしい
また、奇行をやめさせるのではなく
とことん、やらせて後始末をちゃんとさせる
あれは、なかなか出来ないし
素晴らしい事だなと感じた
戦時下での大人達の反応や心情が
丁寧に描かれていた印象
トットちゃん目線だけでなく
当時の事をちゃんと認識出来る大事な描写
日独の同盟の歓喜や配慮
反戦の気持ちや抑えられない本心
臥薪嘗胆や正義を疑わない精神
無垢な兵隊になりたいと思う子供と
真っ向否定と説明できない大人
やり場のない怒りと無力感
当時の冷凍庫などの描写もあり
先日、行った上野の企画展
和食展を思い出した
縁日のヒヨコも懐かしいかったけと
カルメ焼きに思わず、懐かしい!と感じた
小林校長は、最後まで格好良かった
あんな大人が格好良いと心底思う