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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのswansongのレビュー・感想・評価

4.1
「○っくりさん○っくりさん、おいでになられましたら、西の窓からお入りください…」

クラスメイトのNさんがそう唱えた瞬間、十文字に重ね合わせた僕たち4人の手の甲の真上あたりに忽然と”白いモヤ”が現れ、天井に吸いこまれるように消えていきました。

ほんの一瞬の出来事だったけど、僕の正面に跪いていたSくんが驚いて尻餅をついたのを覚えています。
あれはいったい何だったんだろう?

白いモヤの正体が何であれ、興味本位で「霊」と関わってはいけませんね。
”○っくりさん事件”の数年後、面白半分でとある心霊スポットを真夜中に訪ねた僕と友人Hは、世にも恐ろしい”怪異”を目撃することになるのですが …

すみません、その夜の恐怖体験についてこれ以上語るのはやめておきます。
「触らぬ神に祟りなし」って言いますからね。
(っていうか、話をするのもコワいんです www)

さて、本作品について。

ひさしぶりに”ちゃんとコワいホラー映画”に出会いました♪
「マリグナント」も「NOPE」も「ゲットアウト」もめっちゃコワくて面白かったけど、「トーク・トゥ・ミー」が持つ恐ろしさはそれらの作品とは異質なものですね。

”その禁忌に触れてしまったら最後、抗えば抗うほどに状況が悪化してゆく”という、「ヘレディタリー」にも通じる救いのない展開!
後味は悪いけど、「トーク・トゥ・ミー」は見応え充分な鬱ホラーの傑作だと思います。

((*≧∇≦) モット カル~イ ホラー ヤト オモテタ!

ところで、フェデ・アルバレス監督の最新作「エイリアン・ロムルス」が楽しみすぎますね♪
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