『レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)』
どうしても覚えられなくて、『レオナール・フジタははんかくさい』って言ってしまいそうで、テケツで相当緊張しました。結局「レオノールの何ちゃら一枚」と言って許してもらいましたけど。
話の運びは『エブエブ』っぽいですが、エブエブと違ってマイノリティがどうこうというのはあんまり無くて、「俳優が大統領やれるんだから」主人公の親父さんも選挙で勝てるぞみたいなところで、「ああ、アメリカもフィリピンも似てますなあ」てな具合ですかねえ。
作りのチープさからは70年代日本の自主映画や学生映画のそれが思い出されてちょっと遠い目になったり。
ブラウン管TVが重要な役どころを占めますが、あの画角も要はテレビなんですね。
映画でテレビを懐かしむという、ある意味穿った楽しみにご一緒させていただけで私はとても満足しました。