マツモトタクシー

逃げきれた夢のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

逃げきれた夢(2023年製作の映画)
3.8
取り敢えず出勤したけど観光地も百貨店も閉まっている
朝の会社への出勤の方と病院に予約のある方のみ🚖

余りの暇さに映画を観ようと検索TOHO二条やMOVIXは閉まっている
出町座に連絡📞取り敢えず開けているとの事⚡🌀☔😁

動かない北大路の乗り場
普段なら1度入場すると先頭近くまで行かないと出れない。。
最後列だった事も幸いしてバックで脱出して北大路から烏丸南行😀

出町の商店街は出町座とゑびす屋さん、百均のみ営業、後は全部閉まっていた😅
光石研さん目当てで鑑賞🎬




1本目
9:45 2F 48席 D3 👨1👩0
今まで3人とかは有ったと思うけど何と出町座で初の貸切😮貸切王バッヂを頂きました😁無茶苦茶嬉しいのでアイコンに上げました😀💕




二ノ宮隆太郎 脚本、監督作品


北九州で定時制高校の教頭を務める末永周平(光石研)
ある日、元教え子の平賀南(吉本実憂)が働く定食屋で周平はお会計を忘れてしまう。。
記憶が薄れていく症状に見舞われ、これまでのように生きられなくなってしまったようだ。。






以下ネタバレ


てっきりアルツハイマーを発症した主人公が病と向き合い葛藤する
或いは、やり残した事をする感動物かと思いきや何も起こらない映画😁


当たり障りなく教職や家族と向き合い生きてきた主人公
改善を試みるが家族からは気味悪がられる

裏テーマとして決して悪い人では無く全うに真面目に生きて来たつもりの主人公だけど他者の見方は違う。。
妻や娘には疎まれ親友だと思っている(一方的?)友人には自分勝手といわれる。。
そして謝りつつも直ぐ言い訳したり取り繕ったり。。

マツタクも主人公の年齢に近いので何だか自身の事の様に思えて来て。。
ちょっとしたホラーだった。。😁
意地の悪い作りだなぁ😁笑


光石研さんの演技が圧巻‼️
1人芝居の場面も多く見応えあり☺️

何でも監督は元々、光石さんの熱烈なファンだそうで当て書きだそう
施設に入っている主人公の父親は実際の光石さんの父だとか😮

盟友、松重さんとの二人芝居もまたいいんだよなぁ。。
そして鳥鍋店の女将の岡本麗さんを交えての短いけど3人での会話が素晴らしい
帰り際「また来るわ」という光石さんに「あんた、十年来なかったじゃない」
悪気はないけどそういう所なんだろうなぁ。。😁
他の出演者も含め演技に加点+0.3です☺️


最後の最後に教え子とのやり取りで少しだけ本音を話して立ち去るのが印象的☺️
それが「逃げきれた夢」に近付くということなのかな。。