マイノリティ

ヴァチカンのエクソシストのマイノリティのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8
めちゃめちゃ、いや"ヴァチクソ"良かったです!

実在した悪魔祓(エクソシスト)のアモルト神父による回顧録を元に映画化したものです。

しかも1987年とかなり最近の話で驚きました!

日本ならバンドブームとかの時代ですよね!


亡き夫一族が受け継ぐ古い修道院に、修復が完成するまで住もうとしていた、ある家族の幼い長男、ヘンリーに突然、異変が起きます。

母親のジュリアは痙攣した我が子を病院に連れて行きますが、脳にも血液にも異常は無く、父親を一年前に亡くし喋れなくなっているという事実もあり、精神疾患だ。と診断されます。

しかしヘンリーの異変は痙攣だけでは収まらず・・・。

いやぁ、中々観応えたっぷりで良かったです!

でっぷり肥えた髭面の陽気なおっさんで赤いサングラスにスクーターで現場に駆けつける。

悪魔の存在を信じない教皇庁の偉いさんの言う事なんて、まるで聞かない。

しかし、ローマ教皇から直接依頼を受ける程のエクソシスト、アモルト神父。

このアモルト神父を演じたラッセル・クロウがハマり役でした!

他にもヘンリー役の少年も良かったです!

家族に取り憑く悪魔の暴れっぷりも中々で、特に良かったのが、取り憑いた息子ヘンリーが娘のエイミーを使い、母親ジュリアを襲いながらのアモルト神父の若い相棒トマースとアモルトを同時に襲うという
"どうせなら一気に皆んな殺っちゃおう作戦"がホントに悪魔みたいな奴やなぁ。と思いました(笑)

終盤のトマースの勇姿も良かったです!

中だるみする事無くスピーディーな展開で退屈はしませんでした!

悪魔って本当に居るんですね!

けど事実に基づく"神の存在"を描いた作品を観た事が無い。
というのも何か不思議というか何というか・・・。

あくまで僕の思う事ですが、悪魔と対極に位置する存在が神なら、きっと悪魔祓は"最も神を知る存在"なのかも知れません。

って考えるとエクソシストってめちゃめちゃ凄え人だ!!


すみません。
アホみたいなこと言いました。