めちゃめちゃ、いや"ヴァチクソ"良かったです!
実在した悪魔祓(エクソシスト)のアモルト神父による回顧録を元に映画化したものです。
しかも1987年とかなり最近の話で驚きました!
日本ならバンドブームとかの時代ですよね!
亡き夫一族が受け継ぐ古い修道院に、修復が完成するまで住もうとしていた、ある家族の幼い長男、ヘンリーに突然、異変が起きます。
母親のジュリアは痙攣した我が子を病院に連れて行きますが、脳にも血液にも異常は無く、父親を一年前に亡くし喋れなくなっているという事実もあり、精神疾患だ。と診断されます。
しかしヘンリーの異変は痙攣だけでは収まらず・・・。
いやぁ、中々観応えたっぷりで良かったです!
でっぷり肥えた髭面の陽気なおっさんで赤いサングラスにスクーターで現場に駆けつける。
悪魔の存在を信じない教皇庁の偉いさんの言う事なんて、まるで聞かない。
しかし、ローマ教皇から直接依頼を受ける程のエクソシスト、アモルト神父。
このアモルト神父を演じたラッセル・クロウがハマり役でした!
他にもヘンリー役の少年も良かったです!
家族に取り憑く悪魔の暴れっぷりも中々で、特に良かったのが、取り憑いた息子ヘンリーが娘のエイミーを使い、母親ジュリアを襲いながらのアモルト神父の若い相棒トマースとアモルトを同時に襲うという
"どうせなら一気に皆んな殺っちゃおう作戦"がホントに悪魔みたいな奴やなぁ。と思いました(笑)
終盤のトマースの勇姿も良かったです!
中だるみする事無くスピーディーな展開で退屈はしませんでした!
悪魔って本当に居るんですね!
けど事実に基づく"神の存在"を描いた作品を観た事が無い。
というのも何か不思議というか何というか・・・。
あくまで僕の思う事ですが、悪魔と対極に位置する存在が神なら、きっと悪魔祓は"最も神を知る存在"なのかも知れません。
って考えるとエクソシストってめちゃめちゃ凄え人だ!!
すみません。
アホみたいなこと言いました。