ま

アリーテ姫のまのレビュー・感想・評価

アリーテ姫(2000年製作の映画)
4.0
片渕監督作巡回中。
因みに11/30の町山さん片渕監督トークショー付きこの世界の片隅に上映に運良くお邪魔させていただいたのですが、トークショー中町山さんが結構な比重でマイマイ新子とアリーテ姫との関連性について言及なさってて。
監督もむしろアリーテ姫のが片隅に近いと言ってたのでそれを前提に鑑賞。
確かに!
原作は未読。
本作色んな物語要素があれこれ入り交じってて見た事あるような無いような不思議な雰囲気だった。
塔の上に閉じこめられてる様はラプンツェルみたいだし王子様が来るのを眠って待ちましょうってのは眠れる森の美女みたいだし。
どことなく懐かしかった。
全くの別人に作り替えられてからの虚ろな感じにはなかなかハラハラさせられた。
全てのしがらみから解放されてふわっと髪が棚引くシーンには鳥肌。
音楽といい独特のテンポといいとても心地よく引き込まれる作品。
魔法使いによって作り出された黄金の鷲に出会うシーン「何故作られたか分からないけど壮大」的な台詞の様に鳥を従えて力強く飛ぶ様がそっくりそのままアリーテに投影されてじんと来た。
監督ご自身がヤギ草食ってるだけって言ってる通りまじヤギ草食ってるだけだった(笑)
が、可愛い。
虚勢張ってたおじさんがしゅんってなるともう無条件で親指立ちますね。
カエル君が一々可愛い。
以下コメントにて一カ所ネタバレ。
ま