TERUTERU

アナログのTERUTERUのレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
3.9

[ アナログ ]

デジタルが便利で、
魅了されるのはアナログで、

でも1番美しいのは2人の関係性

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“北野武”さん原作の『アナログ』
土直球のラブストーリーに思わず、
「そんな出会いいいなぁ〜」
「そんな恋愛してみたいぃ〜」
と思うくらい20代後半から30代には打ってつけの映画でしょう。
とても上品で素敵な恋愛ストーリーです、
ビートたけしさんもこんな物語書かれるのですね♡


ロケーションはまるで検索して行ってみたいと思うほど素敵なカフェに、海岸、2人の歩く街並みを探したいでしょう。でも映画同様ならスマホを見ずに冒険の様に道を辿っていくのもオススメでしょう。素敵な考え方と思える原作並び脚本力です。


また2人の待ち合わせ方法がなんとも尊い。
「木曜日集合な♡」って言われた暁には、
絶対毎週仕事は早退、仮病、ありとあらゆる手段で行く!と自分ならそうするが、相手側も心配するので絶対に無理はしないでおきましょう。
そのアナログスタイルは参考になりますね、メモメモ_φ(・_・


ここから先はネタバレなので見た後ででも🙏⚠️


また印象に残ったシーンで、衝撃な展開、彼女が事故にあっていた真実を知った時に幼馴染2人が涙を堪えているシーンは良かったです。友の為に行動してくれ3人の友人という関係の深さに感動し、または衝撃差が1番伝わりました。素晴らし演技でしょう。

ちょっと気になる所があって…
ヒロインを演じる波瑠さんが事故にあって一年はたったとはいうもの傷一つない美しい波瑠さん、そこは顔は無事だったのかな。ある意味最後まで美しい波瑠さんを見れたのは嬉しい所。


最後の終わり方は気に入っています。今後どうなっていくかはわからないけれど、微かな希望が見えていく演出は「元気になりました!」よりもリアルで良い。いつ治るかわからない病でさえ努力は裏切らないそう言ってくれるようで感動しました。


純粋な大人の恋愛映画、
マッチングアプリで出会える世の中にとって
この出会い方はもはや理想であってあり得ないって思うひともきるかもしれない。でもアナログなだけであって直ぐにでも出来る方法。
画面から目を離して共通な好きを探してみましょう。
素敵な出会いがありますように。


2023/No.042
TERUTERU

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