「ね、簡単でしょ?」でお馴染みボブ・ロスをモデルにした映画を我らがオーウェン・ウィルソン主演で制作する!
……とニュースを聞いた時はめちゃくちゃ楽しみにしてたのに、そういえば情報途絶えたな?と思ったらいつの間にか本国で公開されてビデオスルーになっていた。
あんなに期待されてたのにどした?と思ったら、ボブロスの伝記でも何でもなくただボブロスっぽいアフロの画家が出てくる半端なラブコメだった。
特に前半は主人公カール(オーウェン・ウィルソン)がテレビ局の女を取っかえ引っ変えするのを延々見せられるだけで、なんか品がないし正直オーウェンのチャーミングさが無ければ見ていられない。
また、これは「燃ゆる女の肖像」でも1部で話題になったが、作中に出てくる絵が正直あんまり上手くない。。(アンブロジアの絵は良かった。)
これが結構ノイズになった。
後半にかけてのなぜカールは特定の山の絵しか描かないのか?という謎からカールが自分を見つめ直し、そして納屋を……というストーリーは結構面白かった。
オチは賛否ありそうだが、クスッとはした。
せめて日本語字幕だけでもどこかに「ね、簡単でしょ?」とか入れたらまだファンサービスがあって良かったのでは?と思うけど、逆にこれをボブロスの映画たらしめてしまうのも如何なものか。
映画化は簡単じゃなかったか……