このレビューはネタバレを含みます
泣かせようとか別にしてないのに自然と涙が出てくる場面が何ヶ所かあった。
大事件とかアクションとかド派手なことは何もない。けど、どこかの街の日常を切り取った1つの小さな会社の人達の物語でなんだか身近に感じて朗らかになった。
口に出してないだけでそれぞれ病気や何か障害を抱えている人は沢山いる。
自分も婦人疾患を持ってるので藤沢さんには共感できるし、生きづらくて本当に嫌になる事が多いからこそ周りにこういう人がいるなら少しでも寄り添って助け合って行きたいと思える映画でした。
山添くんが作業着羽織って自転車乗って藤沢さんの家に行くところ、山添くんの世界が広がって、本人も周りを見て少し楽しそうに自転車漕いでるのが、めちゃくちゃ心にグッと来ました。
あと山添くんがプラネタリウムの事を楽しそうに話す場面で辻本さんと同じで嬉しくなって泣いてしまった。
エンドロールがまたとても素敵で最後まで見逃せない映画でした。
観終わったあと、「なんか観て良かったな」って思えてほっこりとしました。