このレビューはネタバレを含みます
見る前は大自然の荘厳さの中に神の恩寵を見出すとかそんな感じの話かと思ったが、新しい土地に馴染めない牧師の話だった。過酷な大地をひたすら歩いたり、壮大な野原の中で朽ちていったりと大自然の中で一生命体のちっぽけさが強調されるシーンが多い。映像は壮大でかっこよかったが話は正直あんまりよくわからなかった。キリスト教徒ならもう少しとっつきやすいのかな?
個人的には九相図のシーンが好き。淡々と景色が移り変わり生物が朽ちていく様子がかっこいい。牛だけじゃなくて人間でもやってくれたらもっとよかったかも。