牧史郎

虎の尾を踏む男達の牧史郎のレビュー・感想・評価

虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)
3.0
戦争が終わらなかったら黒澤明はどんな映画を作っていったのだろう…(戦争が終わらなかったら映画自体作れない世の中になっていたか…^^;

ふと、そんなことが頭をよぎった作品。

エノケンは有名だけど初めて観た。とても良かったな。相当軽妙さを誇張してるのに、わざとらしさを感じさせない。

黒澤明の、ありえたかもしれない別の道筋を想像させてくれる佳作といったところか。

エノケンが振り返った瞬間、山伏たちが凝視しているカットの、編集と撮影の濃密さはさすがすぎた。
牧史郎

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