Rin

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間のRinのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

TOHOなんばにて鑑賞。
これは映画としてではなく、見ておかなければならないドキュメンタリーとしての評価。
と言うか、評価とかの問題ではない作品かも。
平和からの一転する悲劇。
次々に修羅場になる病院。
なんの罪もない子どもの遺体。
見ていてかなりの衝撃だし、本物の遺体は映画で出てくる遺体よりもリアルすぎて.....
必死に心臓マッサージをする医者のあまりにもやりようのない気持ち.....
これが、21世紀に現実に起こっていると言うのがかなりショッキングだし、この戦争を引き起こしてるのが日本の隣国と言うのも......
もちろん、ロシアの非道も十分に描かれているのだが、パニック状態になったときに略奪が起こるウクライナの人々。
戦争になるとこうなるのだと、思い知らされました。
平和ボケという言葉がこれほどはっきり自覚させられる映画でした。
戦車の砲身がゆっくり病院の方に向いている映像はどんなホラー映画よりも恐怖でした。
早く、この戦争が終結することを願います。
Rin

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