韓国映画が大好きな幼なじみ男女の設定を韓国映画っぽく描くのではなくアメリカのインディー的文脈の、リアリズムで描きましたって感じだろうか。
しかし期待を超えるサムシングには本作はならず...。
てか『建築学概論』を見直したくなった。
リアリズムで描かれたとしても幼少期の恋心を30過ぎた大人の現在も引き続き持ちつづける人間の心理はあんまりわからない。しかも相手が結婚してても会いに来る男って英語でいうけっこうなweird guyじゃないか...とか思わんでもない。だからアメリカ人夫の反応がそっちでも面白かったりもしたんじゃないかとかね。いかにも女性が書いた男性って感じで。ちょっとウジウジセンシティブすぎやしないかとも思った。ま、それはそれで面白かったけど。
演出は上手い。メリーゴーランドの前であの間の会話をあえて入れてくるとか。あとはカットを切り返さない意志。良き。
なにより良きニューヨーク映画だ。観光フィルム的側面もある。