このレビューはネタバレを含みます
cero『Orphans』とか『A子さんの恋人』を思い浮かべた
すげーシンプルで特別なことはないんだけど響いたぜ…
メイン3人の見た目の加齢のスタイリングがめちゃうまい。特に男性陣のちょっとお腹出てるのとかグッときます
NYでのヘソン、頼りなさげで居心地が悪そうで最高だった
運命の引力は強い、ポジティブなものでもネガティブなものでも
円環のモチーフ、メリーゴーランドの前で、運命に囚われたヘソンと運命を遠ざけようとするノラ。カップルばかりのベイサイドで2人はカップルにしか見えなくて、周りの2人組たちもいろんな関係性の上で居るんだろうなと気付かされる
24年前、12年前、現在の3つの時間軸はまるで違う世界のようにそれぞれが独立して存在しているし、取り巻く環境もまるっきり変わっている。24年前の少女はずっと存在していながらも私は大人として生きている。私という存在は同じ地平に生きるのに、誰かにとっての私はその時々でブツ切りに生きているのかもしれない
メインの3人が本当に優しくて、忘れないだろうと思う
