リリー

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスターのリリーのレビュー・感想・評価

4.8
初めて観る時は、映画館で観ると決めていて金ローも見送り、やっと観ることができた。
自分の生まれ年に公開された映画。
3D映画を観るのは1Dの「This Is Us」を観て以来10年ぶりで、3Dメガネが無いか実家を探したけど、さすがに無かった😂
映画館は満席だった。
一言で言うと最高でした。

こんなにもケルト音楽やアイリッシュダンスが溢れた映画だとは思っていなかった。
でも「アイリッシュは低俗」いうことの象徴として使われていたみたい。
一等客室のローズと三等客室のジャックの格差をあぶり出す格好のツールとして、あの印象深いアイリッシュダンスシーンが使われている。
ジャックの苗字である「ドーソン」もアイルランド姓。
そしてタイタニックの三等客室の乗客の中には19世紀にアイルランドを襲った壊滅的なジャガイモ飢饉によって、アメリカに渡り出稼ぎをしようとしたアイリッシュ達がいたよう。
ジャガイモ飢饉でアメリカへ渡ろうとした移民が、タイタニックに乗っていたことは知らなかったし、こういうことをアイルランド留学前に勉強しておいて、タイタニックについてどう感じるか、マザー達に聞いてみたかったと、とても後悔している。
タイタニックが作られたベルファストにも行ってたし、タイタニック博物館も見ていたのに…😂
また近い将来マザーたちを訪ねたら聞いてみたい。

そして「バレンタインはタイタニックで、泣きませんか?」と、映画のポストカードフライヤーにもあるように、あたかも恋愛映画であるように思わせるが、個人的にはローズの人生の物語なのではないかと感じた。このフライヤーのキャッチコピーはどうにかならんの???👮‍♀️
ジャックと出会ったことで、ローズの人生というか、考え方が180度変わったと言っても過言ではないのではないだろうか。
自分にもそういう人が1人でもいたら幸せなことで、自分も誰かのそういう人の1人になりたいと思った。

あーー1回じゃ足りなかった、もう1回観たい。体調が万全じゃなくて、感情を全力で受け止めて噛み締めることが出来なかったので悔しい……この機会を逃すわけにいかないと思って行ったんだけど。。日本での上映がかなり厳しいと聞いていたけど、またいつか上映してくれることを期待。。
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