マイナー映画好きのジェーン

マエストロ:その音楽と愛とのマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

5.0
製作が発表されて以来、ずっと楽しみにしていた映画🍿母と一緒に新文芸坐で観てきました🎶
レナード・バーンスタインは私たちの特に好きな指揮者。いつも愛聴しているから、とても嬉しい1本です。

まず、ブラッドリー・クーパーの監督と俳優の腕が光ってました✨特殊メイクと彼の細かい再現ぶりのおかげで、もはやその姿はバーンスタインそのもの! 目を見なければ、本物のバーンスタインと見間違えてしまいます🙀
指揮を6年学んで臨んだという演奏シーンも迫力がありました🎼さすがにレニージャンプは真似しなかったみたいだけど、他は身振りから何までそっくり!

バーンスタインの3人の子供たちの協力を得て作ったそうで、物語もかなり信憑性が高そうです。

主にレナードとフェリシアの夫婦関係をメインに描いていて、彼女を大切にしつつも同性愛をやめられないレナードとそれに我慢するフェリシアの溝も浮き彫りになります。
決して相性がいいとは言い難いでしょうが、レナードもフェリシアもお互いに関係維持を頑張ったと思うし、フェリシアが癌になってからのレナードのまめまめしい世話は本物の愛情から出たものでしょう💘

妻を元気づけようとして結婚行進曲を弾くシーンや、数字当てゲームのシーンは微笑ましかったです✨

エンドロールではバーンスタイン本人の演奏する『キャンディード』序曲も流れて、最後まで楽しめました♪

こんな名作を配信独占にして限定公開だけで済ますなんて、あんまり酷いと思います❗️