これは多分観る人がレナードバーンスタインという人物を知っている前提で進んでいるところがある。なんの知識もなく観たけどあの名曲しかないウエストサイドストーリーの作曲者であり、さらにオーケストラ指揮者だったとは知らなかった。ただただ天才。その上超社交的で学生へのレクチャーも積極的に行なっていて信じられないくらい超パワフル。
彼氏と別れた後それぞれ結婚し公園で再会した時の誰にも見せない悲しい表情は辛かった。奥さんも自分にそういう愛はもうないと分かってはいてもそれでも悔しい気持ちを捨てきれず…今ならこんなことは起こらないから余計辛くなった。それでも最後は2人の絆は本物であることを見せつけられた。
映像がとても綺麗でクリエイティブ、分かりやすいストーリー(知っていればさらに分かりやすいと思う)、実在の人物の再現度の高さ、ドラマチックな展開、アメリカ人みんな大好きなウエストサイドストーリーの作曲者でアメリカ人最初のオーケストラ指揮者となればもうオスカーは確実じゃん。これが監督2作目とはブラッドリークーパー恐るべし。
最後の教え子といい感じになるやつ…あれはどう処理すればいいのだろう…やっぱりそうなることを目的としてたからどんなに忙しくてもずっと学生に教えてたの…？ジャニー喜多川的な…？怖いからあんまり考えたくないな…😞
