長崎県伊王島に住む家族が北海道の開拓部落に入植し酪農を営むという夢を持って開拓地に向かう。
長崎から北海道までの長い長い道のりを家族5人が行く。
今なら電車と飛行機一本で行ける道のりを
何日もかけて電車と船で向かう過酷な旅。
その間の出来事が描かれていて、色んな悲劇に見合われながらも夫を支え、逞しく生きていこうとする民子を中心とした家族の姿が描かれている。
「遥かなる山の呼び声」の前日譚のようだ。
役者陣が本当に素晴らしい。
倍賞千恵子の演技力は右に出る者がいないのではないだろうか。
おじいちゃんの笠智衆が素晴らしすぎて感動を覚える。
山田洋次監督は一人一人の役者の個性を引き出すのが本当に上手い。
先日から監督の映画を何本か観ている。
今までなんで観てこなかったんだろうと、今回観れた事に感謝すら感じる。
山田洋次監督作品