クマシバ

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ: 手彫りの映画、その舞台裏のクマシバのレビュー・感想・評価

4.0
本当に手で動かしてたのか……と再確認させられつつ、プロフェッショナルしかいない空間に感嘆の声しか出なかった。
髭や髪、指まで質感が精巧な人形たちに驚く。ピノッキオの顔だけでも何十種類もあり、大小いろんな大きさのセバスチャン、当時の雰囲気を模して造られた古い教会のセット、監督のイメージをスタッフみんなが表現していく様子がもうホントにすごいしか出てこない。
ケイト・ブランシェットが「デルトロ監督の映画に出られるなら鉛筆の役でもいい」と言い出すくらいの惚れ込みっぷりなのもすごいし、猿の演技は自然すぎて最初は女優さんがしてると全然気付かなかった。すごい。

これを観た後にもう一回本編を観たらまたすごいしか出て来なさそう。プロはすごい。
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