2024年150本目
シリーズ第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が9月27日に公開されるということで、U-NEXT独占配信中のシリーズ第2弾を鑑賞。
社会に馴染めない殺し屋女子コンビを描くアクションコメディの続編
金欠に悩む殺し屋・ちさととまひろ。殺し屋協会でアルバイト中で、こちらもまたお金の悩みを抱えるゆうりとまこと兄弟は、「ちさととまひろのポストを奪えば正規の殺し屋に昇格できる」という噂を聞きつけ、ちさととまひろのポストを奪おうと画策する。
前作に続き、阪元裕吾さんが脚本・監督を、園村健介さんがアクション監督を担当。
ちさと、まひろ役で高石あかりさんと伊澤彩織さんが続投するほか、ゆうり役を『虎狼の血』の岩永丞威さん、まこと役を『ハニーレモンソーダ』の濱田龍臣さんがそれぞれ演じる。
主題歌は、新しい学校のリーダーズの“じゃないんだよ”。新しい学校のリーダーズは本人役でカメオ出演。
コミカルでゆる〜い会話劇からのキレッキレなアクションバトル。そのギャップの凄まじさ健在であり、アクションパートはよりパワーアップした印象を受けた。椅子や電話を使って銀行強盗を懲らしめたり、着ぐるみ姿で壮絶な喧嘩をしたり、斬新なアイデアを詰め込んだアクションが見られて楽しい。
そしてメインで描かれる2組の刹那的な邂逅。熱い戦いを繰り広げた両者が言葉を交わすクライマックスは、「殺し屋」でなければ友達になれたかもしれないと思わせる非常にエモーショナルな場面。友情が芽生えそうなところから容赦なく撃ち殺す「プロの仕事」に鳥肌がたった。殺し屋ってすごい。
本作鑑賞前に、『花束みたいな恋をした』を見ておくことを推奨したい。
