ヒデ

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのヒデのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「殺し屋を殺す?いやぁ〜…リスクやばくね?」

殺し屋協会に入るため、ちひろとまひろを殺そうとする兄弟の殺し屋の話。

兄弟側に正規の殺し屋になれない下請けの悲哀みたいなものがあって、定食屋での「○○円の壁」のピラミッドの話とか秀逸だなと思った。前作と違って敵側にも感情移入できる要素があるのが面白かったし、殺し屋にも保険とか規約とかあるんだと思った。てか途中で気づいたけど、兄の方は『孤狼の血』で牧場をヤクザに貸してたヤク中だな…!

内容もシュールコメディ路線とド派手アクションの路線がしっかり守られてて面白かったんだけど、ラストでお互い銃を向けてるのに全然撃たなかったり、弾が当たらなすぎたり、隠れてる場所でバスケ部時代の掛け声やったり、最後はなぜか肉弾戦になったりで、ややリアリティラインが気になってしまった。でもまひろのアクションはやっぱめっちゃカッコよくて、最後の兄との一対一の戦闘は痺れた。一瞬仲良くなってちゅ〜るで最後の晩餐した後に殺すのも良い演出。

全然関係ないけど、『花束みたいな恋をした』のブレワイ買ったのにパズドラしかやれなくなったネタをぶっ込んでるの笑ってしまった。


以下、セリフメモ。


(ちさととまひろの写真を見て)「…燃えるぜ」

「とにかく保険料もジム代も、金曜の15時までに銀行の窓口で必ず支払ってください!」

(銀行強盗相手に)「1分で片付けよう」

「謹慎です。2人はしばらくバイトして過ごしてください」

(将棋でボロ負けして)「勝負…あったようですね」

「よぉし…!殺せたらデート誘うぞ…!」

(清掃員の田坂からちさととまひろに)「(二人の追跡)お願いします!」

「あの二人に…借り作っちゃいましたね」

「田坂さん撃たれてる!?」
「あの二人に…やられちゃいましたぁ〜…」

「定食屋ってさぁ、400円の壁・600円の壁・800円の壁・1000円の壁あるよねぇ」

「協会がどうとか関係ねぇよ!せめてあの二人ぶっ倒そうよ!一緒に勝とう!」

(謹慎中の殺しに対し)「うーん…とりあえずGOで!」

「あ、殺っちゃっていいです。どんなに汚したって俺と宮内さんがピカピカにしてやりますから!」

「アイツら…うちに所属したら良い殺し屋になってたかもね」

「これ終わったら鉄分パーティーしよ。レバニラとか」

「おはよう」
「…おはよ、フフッ」

「お前らのせいでチキンカツ定食食べれなかったんだぞ!」
「それを言ったらマコトは店のお姉さんに告れなかったんだぞ」

「んだよ…。最後の晩餐ちゅ〜るかよ」
ヒデ

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