木村優希

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイの木村優希のレビュー・感想・評価

3.5
Xでたまたま見掛けたレビューを読んで気になっていたのと、ポスターがあんまりにもかっこ良かったのでこれは行かねばと行ってきました。

1933年の日本統治下の京城ということで、全編通してほぼ9割は日本語なのでは…という作り(韓国映画です)。

それだけでも結構驚きなんですが、「誰がスパイか」の探り合いからの怒涛のアクション。しっかりエンタメとして魅せることを意識した演出、構成が良かった。
前半はちょっとゆったりしてますが、段々テンポも上がり激しい銃撃戦や肉弾戦もしっかり観れて大満足でした。

抗日組織「黒色団」が、総督暗殺のため暗躍していると察した警護隊長と、韓国総督府に潜むとされているユリョンとの戦い。

日本人は日本人俳優を起用しても良かったと思うんですが、それでも台詞はほとんど違和感なく聴けたので俳優さん凄い…。
日本語と韓国語の音が似ているのか、余程監修に力を入れたのか…。
でも一番は俳優さんが物凄く努力したんだろうな…。

衣装や美術も良かった。
観終わってから反芻していろいろ余韻に浸っています。
木村優希

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