ユーライ

世界残酷物語のユーライのレビュー・感想・評価

世界残酷物語(1962年製作の映画)
4.0
沢山いるワンちゃんがキャンコラキャンコラ跳ね回る光景に「これは現実である」みたいな勿体付けたテロップが重なる。あーこれだよこれこれと少なからず期待させるが、思ったより残酷じゃない。というより、「この映画では動物に危害を加えておりません」といった昨今の風潮に中指立ててる動物虐待が大半を占める。検索してはいけない言葉に「フォアグラ 生産」ってのがあるけど、それを地で行ってる。刺激がインフレした現代の視点で見ると大したことないのもしょうがない。人間のくだらなさを看破するそれなりに意義のあるテーマを掲げているように見えて、見世物根性なだけだろと思った。だって途中にある街中で見かけた危なげな人を適当に撮って繋げたパートとか凄い雑なんだもんなぁ……。
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