ホラーマニア斗真

Sigaw(原題)のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

Sigaw(原題)(2004年製作の映画)
3.4
鮮血と狂気に彩られた
       ホラー映画の館へようこそ

館主のホラーマニア斗真です(笑)

今回は曰く付きの団地が舞台の
フィリピン発🇵🇭のオカルトホラー映画を紹介!

ストーリーは…
恋人のピンキーと上手くいっているマービンは、経年劣化が激しいマンションに引っ越して早々、異様な音や不気味な人影などの怪奇現象の数々に悩まされる。

感想としては…
Filmarksに"519号室"というホラー映画がありますが、本作品がオリジナルで"519号室"がリメイク版ということになります。"516号室"も見たことありますが、ストーリーや雰囲気はほとんど同じです。ただ、主人公のキャラクター設定が微妙に違うかな。

"519号室"の主人公は刑務所から出所したスキンヘッドのお兄さんに対して、本作品の主人公は顔が濃くて爽やかなお兄さんといった感じですね。主人公を演じたリチャードという俳優が同性から見てもとにかく男前すぎて、イケメンに目がない女性から見てもカッコイイと思いますよ👍

話がズレました。本作品は"仄暗い水の底から"や"クロユリ団地"のように団地とマンションを舞台にしたゴーストホラーです。洋ホラーのような派手さはなくて、どちらかといえば日本のホラー寄りです。ジメジメした空気感に幽霊が出そうで出てこない怖がらせ方が特徴で、Jホラー映画が好きな人にはすごくハマると思います👻

リメイク版である"519号室"は良作なのですが、オリジナル版も普通に面白かったのに、オリジナル版が劇場未公開でDVD化も未だにされていないという状況はおかしいと思います。普通はリメイク版よりオリジナル版である本作品を先に公開すべきでしょう😡

日本の配給会社のみなさん、このレビューを見たら日本語のDVDをリリースするか期間限定で劇場公開する等の対応をして欲しいです。フィリピンのホラー映画は面白くないというイメージが強いが、意外と隠れた良作が埋もれていることをみなさんにも知って欲しかったな。勿体ないです。

すごく面白いとまではいかないものの、最近のJホラーよりは面白い方なので、ホラー映画として見るにはちょうど良いです。タガログ語や英語が分からなくてもストーリーはシンプルなので、雰囲気だけでも味わえるかと。気になった人は是非♪

※リチャードは38歳なのに若い頃と変わらない!
            美魔男なのか?(笑)