さすらいの雑魚

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へのさすらいの雑魚のレビュー・感想・評価

4.2
今更ですが、鬼滅を鑑賞。
凄かろうと思って見にいったのですが、
いや、まぁ、物すげぇな、凄まじいな、これつくった人マジキチ決定ってことで。

バトルアクションの究極を見たかも知れん。
アニメーション限定でなく、マーベルあたりも含む感じで、当代無双と思うぞ。
遊郭編の決戦で細密な背景がグリグリ動き、そのなかでキャラクター達がビュンビュン飛び交い、ガシガシ殺りあって、目まぐるしく状況は変転しながら、それでもストーリーは完璧に追えるとか、作画と動画と演出の素敵なハーモニー♪
とかに、ご満悦で、
『これが無限列車編のあとで色々あったufotableの世間様と業界と、なにより自分達自身に向けた、存在意義を賭けたFirstAnserだな』とか
『これは最上級の答え合わせてあるなと♫』とか
今となっては恥ずかしすぎる、上から目線な感じに思いを馳せていた雑魚さん。
このあとの上弦集結編で無限城のスケール感にド肝抜かれた訳だな。

壮麗で禍々しい鬼舞辻無惨が住まう巨城が、信じられないインパクトでスクリーン上に顕現。
正直、原作版では良くわかんなかった無限城の規模感が、いきなり頭上から降ってきた感じ。
よく言う 驚愕 ってコレな。
そしてお約束の超美麗は超細密まで伴って、目眩と圧迫の混合ダブルス。
私を映画館の椅子押し込んでくる。
『コレを俺等以外の、何処の誰に、描けるっ動かせるっ撮れるっ!』とのオーラが無言のうちに劇場を制圧し、そしてボクは途方に暮れた☺️
希代のヴィランの圧倒的な狂気と美学が溢れ出すぎて、彼の器の卑小さまで表現しちまってる感の無限城。
これは大画面で観て正解だった。

みんな大好き恋柱も堪能できて、うん、大満足な鬼滅でした。