冴羽獠の実写化としては大成功だ…。
ここまでシリアスともっこりをシームレスに同居させることのできる俳優は、元変態仮面の鈴木亮平しかいないだろう。
ゲームのキャラクターみたいな超絶的スタイルしてて、カッコ良すぎ。
だったのだが…、肝心のストーリーが後半に進むに連れて失速していき、やや退屈だった。(アクションも)
冒頭のアクションで、敵の落としたオートマチック拳銃を無力化する為に、冴羽獠が2秒足らずで分解してみせたシーンを観た時は、「コミカルなノリでジョン・ウィックみたいな本格的ガンアクションが観れるのか」と期待したものだが、ラストバトルは若干チープなトンデモアクションに成り下がっていたので肩透かしだった。
次回作を強烈に匂わせているので、コメディとリアリティのメリハリが効いたアクションムービーにしていただきたい。
あと、音楽業界の大人の事情もあると思うけど、Get Wild は最新版録りなおすのではなくて、原曲のままでいいから。