隣県がごとく自由に行き来できるペルー。
レンタカーのように長期貸出に対応している盗んだタクシー。
町中のデバイスにアクセスできる技術があるNSAに対し、
ナンバープレートを外したくらいで逃げ切れる市警のレベルの差がすごい。
20年前のエピソードだからね。
ヴィランが魅力的ではなく、
富と地位を脅かされたくなくて
夢に出てくる敵を今のうちに殺しておくという
発想は理解できるが
スパイダーマンよろしく、なコスチュームをまとい、
能力を使いこなして自ら出向く理由が分からない。
一旦、部下とかマフィアとか使わないかな?
段階を飛ばして進んでいく感じが、
テンポがよいというより
急ぎ足と感じてしまう脚本、編集であることは否めない。
『モービウス』でも感じたかも。
いきなり才能を開花させて
バチバチ殴りあうスタントアクションではなく、
予知による回避だけで
ラストシーンをくぐり抜けたのには舌を巻いた。
でもヴィランがな…やっぱりな…
やられてもやられなくても
どっちでもいいヴィランはしんどい。
2時間あって対立構造を
共感できるレベルまで持ってこれないのは
重大な欠陥かも。
本格ミステリーとか言われると、
首がもげるほど傾げたくなるが
まあ雰囲気は嫌いではないし
盛り上がりこそないけれど
まあSSUってこんなんか、に尽きる作品。