家では母親に虐待され、学校ではイジメられているジュリアン。
高校生活は720日 あと238日、と思って過ごしている。写真撮影にはスーツを着てくる。いつか見返してやろうと思っているのかもしれない。
しかし、それを耐えられなかったブランドン。
実はおもちゃの銃で銃撃事件もどきを起こし、自殺するつもりで立て篭もる。このままでは警察に撃たれる、でも止められなかったジュリアン。
警察に保護され、今日は何日?と訊かれて482日目 と答える。
なんて切ない答えなのだろう。
高校での「ロックダウン!」という放送が狂気と緊迫の世界を作り出す。
その背景も辛いものはあるが、他の選択肢は見えていなかったのか。
誰も助けの手を差し伸べることはできなかったのだろうか。