あーさん

君たちはどう生きるかのあーさんのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

作品鑑賞後、もっと深く掘り下げたい、と宮崎駿がインスパイアされたという吉野源三郎著の同タイトルの本(コペルくん♪)を読み始めたが、直後にショックな出来事があり、それどころではなくなってしまった。。



"君たちはどう生きるか"

まさに今私はそれを突きつけられ、7年周期くらいにやってくる困難を前に立ち尽くしてしまっていた…。

が、しばらく経つとしょぼくれている場合ではない!これまで観てきた映画の主人公達の苦難を思えば、自分だって絶対に乗り越えられる!などと空元気を出してみたり、いや、やっぱり無理。。と意気消沈したり、その繰り返し。

でも、、今までもそうやってずっと生きてきた。

ショックな事があっても5年くらいかけて何とか立て直し、やっと元に近い状態に戻れた、、と喜んでいたら、また次の苦難。。
神様、早くない⁉️楽しい時が短くない⁈
長年忘れていた転勤の辞令を受けた時のあの感じ。。
積み上げてきたものが一瞬で0になる恐怖。

この歳になると、本当にキツい。


とりあえずの感想

宮崎駿が築いてきた"ジブリ"という一時代。
エンターテイメント作品として、冒険や挑戦、人としての成長、故郷というノスタルジー、自然と人間の共存、、等人間や社会・自然界の奥深さ、摩訶不思議さ、そして可能性にファンタジーという魔法をかけて、見事なまでに繊細且つ美しい画で描いて来た稀代の名手。
誰の追随も許さず直走って来たけれど、ここに来てバトンを渡したいという気持ちが芽生えたのかな。
大叔父と主人公の関係を見ていてそう思った。
歴代のキャラクターのオマージュ、如何にもな宮崎駿節も随所に見られ、物語として他の作品と比べて特段とても面白いとは思えなかったけれど、これまでの作品の集大成のような気もして、あちこちに色んな作品を思い浮かべながら観た。

役目をもう少しで終えそうな巨木が誇らしげに立っている。

そんな心持ちになった。

まとまらないけれど、無理にまとめないでもいいのかな。

そんな、唯一無二の作品だった♪

君たちに託すよ!と言われている気がしたな。。





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落ち込んだりもしたけれど、私は元気です❗️(…と言えるように、早くなりたい。。🧙‍♀️🧹)
あーさん

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